電力とdBm

概要

電力の単位は[W]です.この電力を対数(デシベル)で表現すれば増幅器やアンテナ,自由空間を通ったあとの電力を単純な足し算で計算することができて便利です(→フリスの伝達公式).そこで無線通信等の分野では電力を1 mWを基準としてデシベルで表わした[dBm](デシベルミリワット)が広く用いられています. 電力レベル$x$ [dBm]と電力$P$ [W]の間には \[x = 10\log \frac{P}{1\ \mathrm{mW}}\] が成り立ちます.

また,電力をこのようにデシベルで表記することにより非常に大きな電力から非常に小さな電力まで少ない桁の数で表現することが可能になるというメリットもあります.例えば1 kWは60 dBmであり1 nWは-60 dBmとなります.

計算する奴

電力 $P$ [mW] 電力レベル [dBm]

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