致したー(iTasitter)

Table of Contents

1 概要

装着者の射精を検出するための入力デバイス

2 背景

任天堂のwiiのように直感的な操作を取り入れたゲームが増えています. このようなコントローラーはアクションやフィットネスゲームだけでなくアダルトゲームへの応用も期待されています. アダルトゲームを直感的に操作するための手法として2011年には株式会社テックアーツにより「USBオナホール」が提案されています. しかしこの入力デバイスはユーザーが射精に至った際に自分でコントローラーのボタンを押す必要があり完全とは言い難い状況です.

そこで本研究ではユーザーの射精を検出する新たな入力デバイスについて検討を行いました.

3 提案手法

絶頂に対する陰茎の応答(ここではチンパルス応答:Chinpulse Responseと呼ぶことにします)として一般的に陰茎の勃起は絶頂時にピークに達し,その後減衰振動をしながら軟化し定常状態に戻るという特性が知られています. 今回はこの陰茎の応答を測定するために加わった圧力によって抵抗値が変化する圧力センサ(FSR400)を用い以下のような測定装置を製作しました.

sensor.jpg

このセンサを陰茎に取り付けPCでデータを収集するシステムを構成しました.

sys.png

4 結果と考察

測定によって次のようなデータを得ることができました. このとき被験者は\(t=136 \mathrm{s}\)で射精しており,測定データからも圧力の急激な変化が読み取れます..

result.png

この結果を元に射精を検出するモデルを作成し更に実験を行った. 作成したモデルによる射精検出の混同行列を以下に示す(実験サンプル数 8).

  Positive Negative
True 3 0
False 3 2

この結果から作成した射精検出モデルにおいて真陽性率は100%となっており確実に射精を検出できた. しかし偽陽性率が60%と高く実際には射精していないにもかかわらず射精したと判断される場合があった.

5 謝辞

本研究は東京都立産業技術高等専門学校 ものづくり工学科電気電子工学コース 役に立たない回路コンテスト2019の助成を受けています. 詳しい研究成果はこちら

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